スタッフブログ

頭痛とその種類について

2022年4月21日


 
 
 あなたは現在、頭痛でお悩みではありませんか?頭痛にも種類があり、症状によって適切な治療を行う必要があります。この記事を読むことによってあなたのその頭痛を解決する手助けになればと思います。
 
 

偏頭痛

 
 

 
 
 偏頭痛とは、吐き気や嘔吐、光や音に対して敏感になる症状を伴って、ズキンズキンと拍動するような強い痛みが頭の片側や両側に生じ、生活に支障をきたすことがある頭痛です。
女性は男性の約4倍の割合で偏頭痛に苦しむ方が多いと言われています。
20歳代〜40歳代の働き盛りに多く見られます。
偏頭痛の病態は必ずしも全てが明らかになっていませんが、何らかのきっかけで脳の血管が急激に拡張することで引き起こされると考えられています。
例えばストレスなどにより、三叉神経が刺激され、神経末端より炎症物質を放出し、その炎症物質がさらに血管を拡張し、ズキンズキンと拍動する痛みをもたらす偏頭痛を発症すると言われています。
また、気候や気圧の変化,人混みなどの環境の変化,寝すぎや寝不足といった生活リズムの変化や飲酒,女性の場合は月経などの女性ホルモンの関与も考えられます。
 偏頭痛は脈に合わせてズキンズキンと拍動するように痛むのが特徴です。
また、頭痛と共に吐き気をきたし、ひどいと嘔吐してしまうこともあります。
痛みは4〜72時間ほど持続し、片側が痛むことが多いですが、両側が痛むこともあります。
また、偏頭痛が起こっているときは音や光に敏感になり、暗い静かな所でじっとしている方が楽に感じます。
普段は気にならない程度のニオイや香りにも敏感になって煩わしく感じます。
頭痛の最中は、階段の上り下りや歩行などといった日常生活の動作で頭痛が悪化するため、寝込んで動けなくなることもあります。
偏頭痛持ちの約2割の人には前兆という症状が見られます。
頭痛が始まる直前にキラキラ、ギザギザした光が目の前に小さく出現し、徐々に拡大して視界に広がり、その先が見えにくくなります。
これが約20〜30分持続し、前兆が消えると頭痛が始まります。
長くても60分を超えて前兆が続くことはありません。
キラキラした光が見えるなどの視覚的な症状が多いですが、稀に片側の手足の痺れ,言動障害が見られることがあります。
頭痛発作の頻度は人によって異なります。
月に1〜2回程度の方もいれば、週3〜4回程度の方もいます。
鎮痛薬などを飲み過ぎていると頭痛が悪化して毎日のように頭痛に悩まされるようになることもあります。
飲酒を控えたり寝すぎや寝不足を避けたりするなど、偏頭痛を減らすような生活の工夫をしていくことも偏頭痛を予防する上で大切です。 
 

緊張型頭痛

 
 

 
 
 緊張型頭痛は、頭痛持ちの頭痛である一次性頭痛の中でもっともありふれたタイプの頭痛です。
緊張型頭痛の発症のメカニズムは明確には解明されていませんが、慢性的なストレスが強い人,首や肩などの筋肉の血行が悪化している人などが発症しやすく、これらの要因が作用して痛みの感じ方が強くなっていると考えられます。
また、睡眠不足や目の疲れ,顎関節症,うつ病なども緊張型頭痛の引き金になることがあるとされています。
特に長時間にわたって首や肩に負担がかかる不自然な姿勢を続けることが誘因となることも多く、うつむきがちな姿勢となりやすい長時間のドライブやデスクワークなどのほか、高さの合わない枕の使用なども緊張型頭痛を引き起こす原因になります。
最近では頭痛頻度の多い慢性緊張型頭痛は神経生物学的な異常を伴う病態が存在すると考えられています。
 緊張型頭痛は両側で感じることが多く、圧迫感や締め付け感が主体で数十分〜数日間持続します。
痛みの程度は軽度から中等度で日常的な動作で頭痛が悪化することはないため、家事や仕事はなんとかこなせます。
このほか頚部痛や肩こり,めまい感,浮遊感を伴ったり、光過敏,音過敏のいずれかを伴ったりすることがあります。
偏頭痛で見られるようなひどい吐き気や嘔吐はありません。
頭痛の頻度によって反復性緊張型頭痛(月1〜14日)と慢性緊張型頭痛(月15日以上)に大別されます。
偏頭痛との区別が難しい場合や、偏頭痛と緊張型頭痛の両方を合併している場合もあります。
反復性緊張型頭痛は身体的あるいは精神的ストレスに対する反応として誰でも起こりうる頭痛です。
身体的ストレスには、長時間の同一姿勢,不自然な姿勢,パソコンやスマートフォンの使用,眼精疲労などが含まれます。
また、本人はストレスと意識していない場合もあります。
慢性緊張型頭痛は頭痛の頻度が多いため、QOL(生活の質)が大きく損なわれることがあります。
緊張型頭痛を予防するにはできるだけストレスが溜まりにくい生活を心がけることが大切です。
社会生活を送る上で精神的ストレスを完全に排除することは困難ですが、余暇の時間を持つなど適度にストレスを発散,解消できるような習慣を身につけることが大切です。
また、身体的ストレスを防ぐには、長時間同じ姿勢をとらないようにすることやストレッチを行うことが有効です。
 

群発頭痛

 
 

 
 
 群発頭痛とは、脳卒中などの頭痛を引き起こす病気がないにもかかわらず慢性的な頭痛を繰り返す一次性頭痛の一つです。
20歳代〜40歳代の男性に多く見られ、発症率は1,000人に1人程度とされています。
稀な病気ですが、発症すると数週間〜数ヶ月に渡って片方の目の周囲から前頭部や側頭部にかけて強烈な痛みが発作的に生じ、日常生活に大きな支障をもたらすのが特徴です。
 群発頭痛の発症のメカニズムは明確に解明されていない部分も多々あります。
そのため治療が難しく、一般的な頭痛薬とされる消炎鎮痛剤は効きません。
また、一度発作を起こすと痛みを抑えるのが困難なケースも多いため、発症した場合は頭痛の発作を予防する治療が必須となります。
群発頭痛の明確な発症メカニズムは分かっていませんが、男性の方が女性よりはるかに発症しやすいことから、男性ホルモンの過剰分泌が関与している説や、睡眠中など決まった時間に起こりやすいため、体内時計の乱れが関与している説などが挙げられています。
また、遺伝子の異常や何らかのウイルス感染などが発症に関与しているとの報告もあり、様々な要因が指摘されています。
頭痛の発症機序として、脳神経の一つである三叉神経と自律神経の関与が想定されます。
群発頭痛は、数週間〜数ヶ月に渡り、2日に1回〜1日8回程度の頻度で頭痛発作が引き起こされます。
頭痛は夜間や睡眠中に起こることが多く、発作は15分〜180分程度で軽快しますが、突然目がえぐられるような激しい痛みと前頭部から側頭部にかけての締め付けられるような強烈な痛みに襲われるとされています。
また、頭痛の発作が起きているときは、頭痛だけでなく目の充血や涙,鼻づまりや鼻水,瞼のむくみ,瞼の下垂(瞼が上がらない),顔面の発汗など様々な症状を伴うのも特徴の一つです。
さらに発作時には、落ち着きのない興奮した様子になるのも群発頭痛の特徴です。
群発頭痛は非常に強い痛みに襲われるため、発作が起こるサイクル中には、気分の落ち込みや不眠など、抑うつ状態に陥ることも珍しくありません。
夜間の発作のため日中の眠気に襲われるなど日常生活に支障をきたすこともあります。
群発頭痛はアルコールや喫煙によって誘発されるとの報告もあるため、群発発作が起きている期間は禁酒,禁煙が勧められています。

 
 
 
 
 
 
 
 今回3種類の頭痛について紹介させて頂きました。今回はその症状と予防法についての記事となりましたが、他にも予防法があり、なおかつ当院で頭痛の治療を行うことも可能です。
現在、頭痛の症状でお困りでしたら是非一度当院へご相談ください。
当院では根本の原因を突き止め、あなたの頭痛のお悩みを解決していきます。
 
 
最後までお読み頂きありがとうございました。

お問い合わせ


				お気軽にお問い合わせご相談ください!
				お問い合わせご相談はこちら
				スマホの方はタップで電話がかけられます
				0234253910
TOPへ戻る