スタッフブログ

肉離れ

2022年9月26日


 
 
 肉離れとは、スポーツで強い力がかかることなどが原因で筋肉が部分的に断裂する病気です。
医学的には「筋挫傷」と呼ばれます。
ふくらはぎや太ももなどの下半身の筋肉に起こることが多く、肉離れが起こると断裂部位に痛みが生じるため普通に歩くことが難しくなります。
また、断裂部分に触れるとへこみを感じることもあります。
肉離れは筋肉が伸ばされた状態で収縮しようとすることで生じることがあり、急に走り出す・突然止まる・ジャンプして着地するなどの動作で起こることが多いです。
 
 

肉離れの原因

 
 

 
 
 肉離れは筋肉が収縮しているときに、逆方向に引き伸ばされるような力がかかると発症することがあります。
下半身の筋肉に起こることが多く、太もも(ハムストリングスや大腿四頭筋)、内もも(内転筋)、ふくらはぎ(腓腹筋)の肉離れが代表的です。
スポーツをしている時に発症することがほとんどで、急なダッシュ,ストップ,ジャンプなどで起こることが多いです。
筋肉が疲労した状態や加齢,ウォーミングアップ不足などによって起こりやすくなります。

 

肉離れの症状

 
 
 肉離れの主な症状は、断裂部位の痛みです。
痛みは強く、歩行が困難になることもあります。
また、断裂部位の変形(へこみ)や変色が見られることもあります。
肉離れによる腫れが大きい場合、血行が悪くなることで患部が痺れるコンパートメント症候群が見られることがあります。
重度のコンパートメント症候群では、筋肉の壊死を引き起こすことがあります。
 
 

肉離れの検査・診断

 
 
 痛みが発症した状況と症状から診断されることが多いです。
こむら返りや筋膜炎など肉離れと似た病気があるため、鑑別が難しい場合にはMRIなどの画像検査が行われます。
 
 

肉離れの応急処置

 
 

 
 
 RICE処置とは、安静(Rest),冷却(Icing),圧迫(Compression),挙上(Elevation)の頭文字をとった言葉です。
肉離れが発症した現場で医療機関を受診するまでの間に行います。
ただし、意識消失や大量出血があったり、脱臼,骨折などが疑われたりする場合は、直ちに救急車を呼び、怪我人を動かさないようにします。
 
 

RICE処置の手順

 
 
安静(Rest)
 添え木やテーピングをして、損傷部位を固定します。
冷却(Icing)
 氷を入れたビニール袋やアイスバッグを患部に当てて冷却します。
 15分程度冷却して患部の感覚がなくなってきたら外し、痛みが出てきたら冷やすことを繰り返します。
圧迫(Compression)
 晴れそうな部位にスポンジやテーピングパッドを当て、テーピングや弾性包帯で軽く圧迫する程度に固定します。
挙上(Elevation)
 台などを用いて患部を心臓より高い位置に挙げるようにします。
 
 

スポーツ復帰

 
 
 患部をストレッチした時の痛みが取れて、怪我をしてない側と同じような感覚になればスポーツを再開することができます。
違和感が残った状態でジャンプやダッシュなどの動作を行うことは避けるようにしましょう。
 
 

肉離れの予防

 
 

 
 
 肉離れは筋肉の柔軟性が低下した状態で無理な運動をすると起こりやすくなります。
マッサージやストレッチを十分に行い、肉離れの発症を予防するようにしましょう。
 
 
 

いかがでしたでしょうか?
 今お悩みのあなたにとってこの記事を読んで、少しでも参考になったのであれば幸いです。肉離れは油断すると回復にも時間がかかりあらゆる運動をするうえで様々な障害をきたします。そのため治療を行うことはとても大切です。予防やトレーニングを行うことも痛みと密接な関係があります。この記事を参考にしてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。

お問い合わせ


				お気軽にお問い合わせご相談ください!
				お問い合わせご相談はこちら
				スマホの方はタップで電話がかけられます
				0234253910
TOPへ戻る