スタッフブログ

自分で出来る肩甲骨はがし

2022年10月27日


 
 
 肩甲骨はがし
言葉では聞いたことはあると思うのですが、実際にやる方法をご存知でしょうか?
今回、自分で出来る肩甲骨はがしについてご紹介します。
 
 

肩甲骨はがしとは

 
 

 
 
 私たちの体の中には、皮膚や筋肉,臓器,骨,血管などを包み込んでつなぐ繊維状の組織「ファシア」が張り巡らされています。
例えば、肘を曲げる時、皮膚や筋肉,血管がぴったりくっついてしまっているとそれらが引っ張られて痛みが発生します。
ところがファシアがあることで組織間にゆとりができるため、私たちは肘をスムーズに動かすことができます。
そんな大切な役割をするファシアですが、運動不足や長時間同じ姿勢が続くと周囲の骨や筋肉と癒着したり、浮腫を引き起こしたりして固まってしまいます。
その結果、身体を動かしづらくなり姿勢の崩れや肩こり、首こりといった様々な不調を招くことになります。
肩甲骨はがしとは固まってしまった肩甲骨周りの筋肉とファシアをほぐして組織の働きを取り戻すことです。
肩甲骨を上げてギュッと寄せる動きをすることでマッサージではほぐすことのできない深部の筋肉、肩甲骨を動かす役割をしている菱形筋(りょうけいきん)と肩甲挙筋(けんこうきょきん)に働きかけることができます。
 

肩甲骨はがしの効果

 
 

 
 
◎肩こり、首こりの改善
◎猫背や巻き肩など悪い姿勢の改善
◎冷え、むくみ、疲労の緩和
◎四十肩や五十肩になりにくくなる
 つらい肩こりへの効果の他にも、猫背や巻き肩など悪い姿勢を改善する効果もあるため、背筋がピンと伸びて、スタイルアップも期待できます。
 
 

基本の肩甲骨はがし

 
 

 
 
◎肩甲骨の可動域を広げる
 ひどい肩こりの人がいきなり肩甲骨を動かすのは簡単ではありません。
まずは肩甲骨の可動域を広げましょう。
①姿勢を正す。(立っていても座っていてもOK)
②手のひらを前に向け、伸ばす。
③片方の腕をまっすぐ伸ばしたまま上にあげる。
④あげた腕を横から腰の高さまで5秒かけて下ろす。(大きく窓拭きをするようなイメージ)
⑤左右5回ずつ行う。
 
◎肩甲骨を正しい位置にする
 肩甲骨の可動域を広げ、肩や腕回りが動きやすい状態になったら、肩甲骨はがしストレッチで肩甲骨周辺をほぐしていきます。
①姿勢を正す。(立っていても座っていてもOK)
②両ひじを横から肩の少し上まで引き上げ、手は鎖骨のあたりにくるようにする。
③肘の高さを保ったまま、5秒かけてゆっくり後ろ(背中側)へ引く。(左右の肩甲骨をギュっと寄せるイメージ)
④肩甲骨を寄せたまま肘を下げて力を抜く。
⑤1日5セット行う。
 
 

道具を活用した肩甲骨はがし

 
 

 
 
◎タオルを使った肩甲骨はがし
 家にあるタオルを使ってできる肩甲骨はがしです。
簡単にできるのでぜひトライしてみましょう。
①フェイスタオルの両端を持って、両手を高くあげる。
②ゆっくりと息を吐きながら頭の後ろを通してタオルをおろしていく。(胸を張るようなイメージ)
③10往復ほど行う。
 
◎ストレッチボールを使った肩甲骨はがし
 ストレッチボールでも肩甲骨はがし体操ができます。
ストレッチボールを持っている方はやってみましょう。
①ストレッチボールの上に仰向けで寝る。
②両手を天井に向けてまっすぐ伸ばす。この時、手の位置がおへその真上に来るように斜めにする。
③天井に引っ張られるイメージで上に伸ばす。
肩甲骨が天井に引き寄せられたり、離れたりするのを感じながら行う。
④10回ほど行う。
 
 
 
 
 
いかがでしたでしょうか?
 肩甲骨はがしを行うと、肩甲骨周りの筋肉をほぐし、肩甲骨の動きを良くすることができます。
いつでも簡単にできるストレッチなので肩こり・首こり等でお悩みの方はぜひ実践してみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。

お問い合わせ


				お気軽にお問い合わせご相談ください!
				お問い合わせご相談はこちら
				スマホの方はタップで電話がかけられます
				0234253910
TOPへ戻る