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怪我をした時の対処方法
2023年3月23日
怪我をした際、温めるべきか?冷やすべきか?どうすれば良いのか悩まれた経験はございませんか?
どのような時に冷やすべきか温めるべきか、適切な応急処置の方法をご紹介いたします。
打撲の場合
打撲の直後の処置としては、冷やすことが適切な処置となります。
怪我をした直後は冷やして血管を縮小させることで内出血を減らし腫れを少なくするとともに、痛みの感覚を麻痺させるのが良いです。
しかし、冷やし過ぎにも注意が必要です。
冷やしすぎてしまうと、凍傷になる可能性や組織の血行が悪くなりすぎて酸素や栄養が足りなくなる原因になります。
打撲してから1日・2日ほどで内出血が止まり腫れもピークに達するので、それ以降は温めて血行を良くし、組織の活性と再生を促します。
ギックリ腰の場合
腰を痛めた時の多くは、筋肉が緊張している状態にあります。
痛みを伴うことで筋肉を収縮させてしまっています。
温めて筋肉組織の血行を良くし、柔らかくすることが重要です。
捻挫の場合
捻挫をしてから2〜3日の間は患部を冷やすのが鉄則です。
この時期は捻挫によって傷んだ靭帯や関節周りの組織から炎症を起こします。
さらに損傷した血管から血液が流出し、内出血を引き起こすため腫れが最もひどくなる時期です。
この時期に温めてしまうと血行が良くなって、内出血がさらに強くなり痛みも増してしまいます。
捻挫をしてから4〜7日ほど経つと痛みや腫れがピークを越えます。
この時期は入浴などで体を温め、血行を促進させることが大切です。
肉離れの場合
肉離れを起こした部位は2〜3日間は強い炎症を起こしており、内出血を伴っている場合もあります。
発症直後は冷やして炎症と内出血を鎮めます。
炎症が治まったら血行を良くして自然治癒を促進するために患部を温めます。
腱鞘炎の場合
腱鞘炎の初期段階であれば患部を冷やすことが効果的です。
慢性的な腱鞘炎の場合は患部を温めます。
温めることによって血行が良くなり、痛みを発症させない効果があります。
患部の冷やし方
○RICE処置
1.Rest(安静)
損傷部位の腫れや血管・神経の損傷を防ぐことが目的です。
テーピングなどで損傷部位を固定します。
2.Ice(冷却)
ビニール袋やアイスバックに氷を入れて患部を冷やします。
15〜20分したら(患部の感覚がなくなったら)外し、また痛みが出てきたら冷やします。
なるべく直接患部に氷を当てるのではなく、タオルで氷を包むなどしてから冷やしましょう。
3.Compression(圧迫)
患部の内出血や腫れを防ぐために行います。
スポンジやテーピングパッドを腫れが予想される部位に当て、テーピングや弾性包帯で軽く圧迫気味に固定します。
4.Elevation(挙上)
損傷部位を心臓より高く挙げるようにします。
温め方
温め方は、お風呂にゆっくり浸かることや、温かくしたタオルで患部を覆う方法があります。
患部に触れても痛みを感じない程度に回復したら、患部を温めながら軽めのマッサージをします。
ただし、温めている最中やマッサージの最中に痛みが強くなった場合は温めるのを一旦中断し、冷却を再開します。
いかがでしたでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございました。