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揉み返しと好転反応

2023年4月13日

◎もみ返しとは?

整体やマッサージで筋肉を強く押されたり、揉まれたりした際に筋肉にダメージが生じ、身体に痛みや不調が現れる症状のことです。
もみ返しが起こる原因は過度な刺激(押す力が強すぎる)や、無理な姿勢での施術によって筋肉にある筋膜や筋繊維が損傷し、炎症を起こしてしまうことです。
ひどい場合だと内出血を起こすこともあります。
結果的に筋肉が固くなり余計に筋緊張が強くなってしまいこれが痛みとなります。
具体的な症状は施術した箇所に痛みがある、施術した周辺のコリがひどい、頭痛や吐き気などです。
症状が3日以上続くともみ返しの恐れがあります。

◎好転反応とは?

好転反応とは、身体が正常な状態へ戻る際に起こる一時的な反応と考えられている。

・弛緩反応
マッサージや整体を受けた時に筋肉がほぐれることで縮まっていた筋肉に溜まっていた毒素や老廃物などが循環することを言います。

・過敏反応
施術したのにも関わらず施術箇所に痛みやかゆみ、炎症などが生じます。

・排泄反応
身体に溜まった毒素や老廃物を体外に排出しようとする動きのことです。
汗,尿,便,皮膚に反応が現れると言われています。

・回復反応
血行不良が改善されると起こると言われています。
うっ血によって汚れていた血液が一時的にめぐり始める時に現れます。

揉み返しと好転反応の違い

揉み返しと好転反応の違いとして、症状の持続時期が挙げられます。
好転反応の場合は安静にして身体を休めることで2〜3日後にはスッキリとした状態に戻ります。
一方で揉み返しの場合は筋肉繊維を傷つけてしまうため、痛みが3日以上続くことがあります。
症状としては長期間の痛みや怠さ、患部の痛み、吐き気や頭痛などが出る方もいます。

揉み返しの原因

・強すぎる刺激
揉み返しの一因は強すぎる刺激による筋肉や組織の損傷が挙げられます。
どんどん強い刺激を求めるようになる知覚鈍麻が原因となる場合もあります。
圧の入り方により、痛みに感じる場合と重だるさに感じる場合があり、痛みに感じるような場合は揉み返しになるケースが比較的多いとされています。

・筋肉の凝りすぎ
凝りすぎにより、血行が悪く柔軟性もない筋肉を急にほぐした場合、少しの圧でも損傷する可能性があります。
柔軟性がないと圧の刺激がダイレクトに伝わってしまうので損傷しやすくなります。

・施術に慣れていない
初めて施術する人には揉み返しが起こりやすいと言われています。
適度な圧のコントロールができずにほぐしすぎてしまう場合も考えられます。

・老廃物の溜まりすぎ
施術によって老廃物が一気にあふれ出すことで倦怠感や熱、身体の重だるさが出ることがあります。

・施術者の知識や技量不足
施術者の知識不足により、一人ひとりに合わせた適度な圧の見極めができないことが原因になるケースがあります。
また、技量不足により柔らかい筋繊維と硬い筋繊維の違いがわからず闇雲にほぐして筋繊維を伸ばしてしまうケースも考えられます。

揉み返しになってしまったら

揉み返しになってしまったら炎症部位のアイシングがオススメです。
冷湿布や保冷剤などで患部を十分に冷やします。
冷やし方は、保冷剤を薄い布で包んだり、破れにくいビニールに氷や水を入れるなど痛みを感じる部分に5分から10分当てます。
また炎症部を温めることは避けます。
温めてしまうと炎症部の血流が良くなり、より痛みが強くなってしまうことが考えられます。

 

いかがでしたでしょうか?
施術後の反応には身体に悪い反応を示す揉み返しと身体に良い反応を示す好転反応の2種類が存在します。
揉み返しが起きたと判断する前に良い反応なのか悪い反応なのか見極めることも重要です。
まずは炎症を抑えるためにアイシングなどを行い様子を見つつ、もし判断が難しい場合は専門家に相談してみるのも選択肢の1つになります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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