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ドケルバン病とは

2023年5月01日

◎ドケルバン病とは?

ドケルバン病とは、手首から親指の付け根の周辺に生じる炎症のことです。
手首から親指の付け根には複数の腱が通っています。
このうち、短母指伸筋腱,長母指外転筋腱と呼ばれる2つの腱は手首の甲側,親指側に位置する腱鞘を通っています。
広げた手を甲側から見たとき、手首から親指の付け根にかけて浮かび上がる2本の筋がこの2つの腱です。

・短母指伸筋腱
親指の第二関節を伸ばすために働く腱。

・長母指外転筋腱
親指を広げるために働く腱。

・腱鞘
腱鞘とは、鞘のような形をした組織です。
腱を通すトンネルのような役割を果たします。
短母指伸筋腱と長母指外転筋腱が通っている腱鞘のことを手背第一コンパートメントと呼びます。

ドケルバン病の原因

ドケルバン病の原因は親指の使いすぎにより、腱や腱鞘に負荷がかかることであると言われています。
特に、妊娠・出産後の女性,更年期の女性に多い腱鞘炎として知られています。
また、PC作業など、指をよく使う仕事に就いている方や、スポーツ選手によく見られます。

症状

ドケルバン病の主な症状は以下の通りです。

・腱が走っている部分痛み
・腫れ
・押したときの痛み(圧痛)
・物を握ったとき、掴んだときなどに痛みが強くなる

など。

このほか、手指が開きにくくなり引っ掛かりを感じるような症状が見られる場合もある。

痛みを解消する神経マッサージ

痛みの周辺を不用意に揉んだり伸ばしたりして刺激を与えるのは禁物です。
対処法としておすすめなのは神経をピンポイントに刺激することで痛みを和らげるマッサージです。

○手首(親指側)の神経マッサージ

静脈が走るラインと手首の横の深いシワが交差したところから3㎝ほどひじ方向へ寄った場所。
刺激するとグリグリとした感覚があります。
コップを持つように手を構えて手首を見ると手首の横に静脈が走っているのが薄っすら見えます。
ポイントが見つかったら親指の爪を立てて10秒間刺激を加えます。
コツは縦方向に小刻みに揺らすようにすることです。

○人差し指の付け根の神経マッサージ

続いて、手指の痛みにアプローチする人差し指の付け根のマッサージです。
人差し指の骨と親指の骨とが交差する地点から、人差し指側の少し上。
手の甲から刺激したときにピリッとした痛みが走る場所です。
縦方向に小刻みに揺らしながら10秒間刺激を加えます。

これらのマッサージを朝・夜2回行います。
10秒以上行うと刺激が加わりすぎて痛みが増す可能性があるため注意が必要です。

セルフケアにはサポーターも

こうしたマッサージにプラスして活用したいのが指用や手首用のサポーターです。
症状が進むと日常のちょっとした動作が不安になりがちですがサポーターで過度な動きを抑制したり関節を保護したりすることで手指や手首の負荷を軽減することができます。

 

いかがでしたでしょうか?

最後までお読み頂きありがとうございました。

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