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寝違えの原因とケア

2023年5月11日

◎寝違えとは?

寝違えとは、睡眠中に首や肩に過度な負担がかかる体勢をとってしまうことで睡眠から覚めた時に首や肩にかけて痛みが生じるものです。
非常にありふれた症状であり、ほとんどの方が経験したことがあると思います。
症状は、数時間で改善する軽度なものもあれば、数日に渡って首が動かせなくなるくらいの痛みを生じるものもあります。
寝違えの多くは椎間関節の障害と考えられていますが、中には頸椎椎間板ヘルニアなどの病気が原因なこともあります。
長く症状が続く際や、頻繁に寝違えが生じる場合は注意が必要です。

寝違えの原因

寝違えは、X線(レントゲン)やCTなどの画像検査で異常が見られないことがほとんどであり、どのようなメカニズムで痛みが生じるかは明確には解明されていません。
しかし、睡眠中長時間にわたって無理な姿勢を取ることで首や肩の筋肉が圧迫されて筋肉の一部の血行が低下することや、枕の高さが合っていないことで首の骨に負荷がかかり椎間関節の関節包や靭帯に炎症が生じることなどが原因と考えられています。
また、寝違えを誘発する要因としては、睡眠中に身体が冷えて血行が悪くなることや前日の過度なスポーツ,長時間のパソコン作業などによる筋肉の疲労などが挙げられます。

寝違えの症状

寝起きに首を動かすと筋肉痛のような鈍い痛みが首や肩にかけて生じるのが寝違えの特徴的な症状です。
特に、決まった方向を向く時に痛みが強くなり、首を傾けるような姿勢になります。
通常は首から肩にかけての痛みは数日以内に治りますが、重度な寝違えの場合には安静時でも首が痛んだり腕や肩が重苦しくなったり痺れが生じることもあります。

寝違えた際の対処法

1.睡眠時の姿勢

痛みが激しい場合は無理に動かさず、安静にするのが第一。
通常は数日で自然に痛みが治ると言われています。

2.湿布などで冷やす

寝違えは炎症なので、痛みがある場合はまず湿布や氷,保冷剤などで冷やすケアをするのが一般的です。
テーピングや包帯,タオルなどで固定しながら冷やすのも◎。
温めるケアは痛みがなくなってから行うのが良い。
血行が良くなり筋肉の緊張が和らぎます。

3.自己流で無理に体を動かさない

寝違えは首の筋肉や筋の捻挫のようなものと言われます。
痛みがあるうちは自己流マッサージやストレッチはNG。
かえって痛みが激しくなる恐れもあります。

4.症状が落ち着くまでは過度な飲酒は控える

身体が温まると症状が悪化することがあります。
また、酔った状態で寝てしまうことでさらに寝違えを起こす可能性もあります。

日常的にできる寝違え予防法

1.正しい姿勢で寝る

首をひねった状態で長時間寝る,頭が枕から落ちた状態で寝るなどの寝相は寝違えを起こしやすいので注意が必要です。

2.こまめに首や肩のストレッチをする

寝違えに関係する筋肉を日頃からほぐしておくと予防になります。
デスクワークの際の姿勢にも注意が必要です。
過度な筋肉の疲労を防ぐことが大切です。

3.睡眠時間・睡眠環境の改善

睡眠時間が短いと疲労が残りやすく、寝違えのリスクも増大します。
また就寝前の入浴時はできるだけ湯船に浸かるなど睡眠の質を上げるのも良いです。
ベッドマットはある程度硬いものを選び腰が沈みすぎないように,枕も自分の首のカーブに合ったものを選びましょう。

 

いかがでしたでしょうか?

誰しも寝違えは経験したことがあると思います。朝起きてまたその辛い症状が出ないように対策していきましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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