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家庭で出来る簡単ツボ療法
2023年3月02日
今回は、家庭で簡単ツボ療法をご紹介します。
ニキビ・吹き出物
「ニキビは青春のシンボル」とは言ってもニキビは悩みの種。
また、吹き出物も、決して好ましいものではありません。
これらに直接・間接的に作用するツボとして背中の第3胸椎棘突起下から左右外側へ指2本分に位置する「肺兪(はいゆ)」、第九胸椎棘突起下から左右外側へ指2本分に位置する「肝兪(かんゆ)」、腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指2本分に位置する「腎兪(じんゆ)」があります。
さらに鎖骨の外側のくぼみから指1本分下に位置する「中府(ちゅうふ)」、手首の小指の付け根に位置する「太淵(たいえん)」などのツボも非常に効果的です。
ニキビや吹き出物の皮膚の疾患はアレルギー体質の人がかかりやすいため、体質の改善に効果がある首の後ろの根元、第一胸椎棘突起上に位置する「大椎(だいつい)」を刺激すると良いでしょう。
イライラ
ストレスが溜まりやすい現代社会では、何かとイライラすることも多いのでは。
そんなイライラを抑えるツボがあります。
頭のてっぺん中央にある「百会(ひゃくえ)」と、首の後ろ髪の生え際にある二本の太い筋肉の左右両側「天柱(てんちゅう)」を押さえ、頭の重さを取り除いてください。
続いて、第七胸椎棘突起下より左右外側へ指2本分「膈兪(かくゆ)」、同じく第九胸椎棘突起下より左右外側へ指2本分「肝兪(かんゆ)」を指圧するといいでしょう。
また、消化器官を整えるために膝下の外側のくぼみから指4本分「三陰交(さんいんこう)」を押さえるのも効果的です。
肘を曲げた時にできる横しわの外端「曲池(きょくち)」、人差し指と親指の間のくぼみ「合谷(ごうこく)」も、いつでもどこでも手軽に使える便利なツボです。イライラした時にツボを押さえる心の余裕が、気を静めてくれます。
花粉症
鼻水、鼻づまりなど花粉症の諸症状で悩まされている時は、ぜひツボ療法を試してみましょう。
アレルギー体質の人は共通して背中上部の一点で強い痛みを感じますが、これが首の後ろの根元、第一胸椎棘突起の上に位置する「大椎(たいつい)」で、指先でゆっくり時間をかけてもみほぐすのが効果的です。
この症状では、鼻づまりの際には頭のてっぺんに位置する「百会(ひゃくえ)」、内目尻と鼻の根元の中間のくぼみに位置する「睛明(せいめい)」、小鼻の両脇に位置する「迎香(げいこう)」を指圧してみてください。
また足の外側のくるぶしと膝のほぼ中央に位置する「飛陽(ひよう)」も、昔から鼻づまりに効くツボとして知られています。
いかがでしたでしょうか?
ツボを刺激することで心身ともにリラックスできるため、肉体的な疲労だけでなく、精神的な疲労に悩まされている方にもおすすめです。
日常的にお悩みを感じている方はぜひお試しください。
最後までお読み頂きありがとうございました。