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棚障害の原因と症状
2025年7月24日
棚障害とは、膝の皿(膝蓋骨)と太ももの骨(大腿骨)の間にある「滑膜ひだ」という組織が繰り返し擦れたり引っ張られたりすることで炎症を起こし、痛みや引っかかり感などの症状を引き起こす病気です
滑膜ひだとは
膝の関節をスムーズに動かすために潤滑油のような役割をする「滑膜」の一部が胎児期から幼児期にかけて徐々に縮小していく過程で取り残されたものを滑膜ひだと言います。
日本人の約半数に見られると言います。
誰にでも存在する可能性のある組織で、日常生活を送る上で特に問題がない場合も多いです。
しかし、スポーツや日常生活での繰り返しの動作などによって滑膜ひだが刺激を受け続けると炎症を起こしやすくなります。
この炎症によって、膝の痛みや動きの制限といった症状が見られるのが「棚障害」です。
主な症状
①膝の皿の上あたりを押すと痛い。
②階段の上り下りや、しゃがんだり立ち上がったりするときに膝の内側に痛みを感じる。
③膝を動かすと引っかかり感や音がする。
④膝が腫れる。
⑤症状が悪化すると正座やしゃがみ込むのが困難になる場合がある。
棚障害の原因
棚障害は膝関節内に存在する滑膜ひだが、まるでシャツの裾がズボンの中でぐちゃぐちゃに折りたたまれてしまうように、太ももの骨(大腿骨)と膝の皿(膝蓋骨)の間で繰り返し挟まれることで炎症を起こしてしまうスポーツ障害の一つです。
特に、膝の曲げ伸ばし動作が多いスポーツで発症しやすく、バスケットボールやバレーボールの選手のようにジャンプや着地を繰り返すことで膝に大きな負担がかかる方に多く見られます。
ランニングのように膝の曲げ伸ばしを繰り返す運動でも発症リスクが高まります。
いかがでしたでしょうか?
棚障害は誰にでも起こりうる症状です。
日頃行なっている動作を意識してみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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