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ばね指の原因と症状

2024年7月11日

ばね指とは

ばね指とは、指に発症する腱鞘炎の一種で指の付け根の痛みや腫れなどの炎症症状が現れます。
ばね指は朝方に悪化することが多く、日中は指を使うことで症状が改善しますが、症状が進行すると”バネ現症”と呼ばれる指が跳ねるような動作を伴うようになります。
ばね指はキーボードやスマホの入力作業のように指を良く使う人に発症しやすいほか、エストロゲンという女性ホルモンの減少も関与しており、エストロゲンの分泌が減少する妊娠出産期や更年期の女性に多く発症します。
ばね指の治療には指の使用頻度を減らすことが重要です。

ばね指の原因

ばね指の主な原因には、指の使いすぎや女性ホルモンの減少が挙げられます。
指と前腕をつなぐ筋肉は腱となって骨に繋がっており、バッドのようなループになっている”靭帯性腱鞘”の中を腱が行き来することで滑らかに指を曲げたり伸ばしたりできます。
しかし腱鞘がむくんで厚くなったり硬くなったりすると腱鞘とその中を通っている屈筋腱がこすれ合い、炎症が生じて腫れます。
このため腫れた部分が引っかかって、指を伸ばそうと強い力を加えると「カクン」と跳ねるようになります。
腱鞘の組織は年齢が高くなるにつれて硬くなりますが、パソコンのキーボードでの入力作業や楽器の演奏などで指をよく使う人は腱鞘に負担がかかるため、ばね指を発症しやすいといわれています。
また、女性ホルモンの一つであるエストロゲンには腱鞘の炎症を修復する働きがあります。
妊娠出産期や中高年の女性は、エストロゲンの分泌量が大きく減るため、炎症を修復できなくなってばね指を発症しやすくなると考えられています。
このほか、糖尿病の方は結合組織に病変を起こしやすいため発症リスクが高いほか、関節リウマチや透析を受けている人などもばね指発症のリスクが高いと言われています。

ばね指の症状

指の付け根に痛みや腫れ、熱感などの症状が現れます。
初期ではばね指の症状は朝方が強く、日常動作を重ねることで徐々に症状が緩和されます。
靭帯性腱鞘の中には滑膜性腱鞘があり、潤滑油の働きがある滑液が腱鞘内を流れています。
夜間指を動かしていないと滑液が流れないため、朝方の動きはじめには痛みを感じますが日中徐々に動かすにつれて滑液が流れるために症状は改善します。
ばね指は進行すると滑膜腱鞘が圧迫されて滑液が枯れるため、指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなります。
さらに締め付けが強くなると腱鞘の前後で腱がコブのように肥大し、それが腱を通るときに”ばね現象”が見られるようになり指が引っかかるような動作をするようになります。
さらに悪化すると指が動かなくなる(ロッキング)こともあります。

いかがでしたでしょうか?
女性に多い症状ではありますが、男性でも起こり得る症状でもあります。ホルモンのバランスのみならず、
日常の中で負担がかかり痛みが発症する場合もあります。当院では根本の原因を追求し、その方にあった治療を行うことが出来ます。もしばね指の様な症状がありお悩みの方は是非一度当院へご相談ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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