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脱臼と亜脱臼の違い
2025年8月25日
◎脱臼とは
脱臼とは関節が外れてしまっている状態のことを言います。
スポーツや日常生活などで無理な力がかかることによって発症することが多く、動かすと強い痛みが伴います。
特に肩の関節は形状的に外れやすくなっており、脱臼を起こすことが多い部位です。
◎亜脱臼とは
亜脱臼とは関節が脱臼しかかっている状態のことを言います。
関節が外れかかった状態になっていることもあれば、勝手に戻っていることもありますが、一瞬でも関節が外れたり無理な位置になることで関節包などは傷んでいるのでその後のケアは必要になります。
◎脱臼と亜脱臼の違い
完全に脱臼しているか、脱臼しかかっている状態かということです。
脱臼ではなく亜脱臼で、もう元の状態に戻っているから大丈夫と思いがちですが、それでも脱臼しやすい状態には違いないので気をつけて運動や生活をする必要があります。
原因
・転倒や自動車事故など直接的な力が加わって起きる。
・日常生活で行う動作や振ったり持ち上げたりする動作で繰り返し摩耗や裂傷が生じて起こる。
・過剰なトレーニングによって起こる体の使いすぎ。
主な症状
脱臼した部位の周辺は腫れや痛みが伴います。
特に裂傷部位を使ったり体重をかけたりすると強く痛みます。
また、触れると圧痛を感じます。
多くの場合、損傷した部位はいつも通り動かすことはできません。
脱臼した関節の周辺にあざができることがあります。
あざは皮膚の下で出血が起きると現れます。
皮下出血のあざは最初は黒ずんだ紫色ですが、血液の分解と再吸収が進むにつれて何日かかけて徐々に緑色や黄色になっていきます。
いかがでしたでしょうか?
亜脱臼は脱臼しかかっている状態であり、元の状態に戻ることもあります。
しかし油断せずに正しくケアを行うことが大切です。
無理に自分で戻そうとせずに専門家を受診することで脱臼部位の周辺への負担を最小限にとどめることができます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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