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不妊治療の要因とツボ

2025年9月18日

不妊とは、健康な男女が一定期間(約1年)避妊をせずに性行しているにも関わらず妊娠に至らない状態のことを言います。
一般的に排卵日付近に避妊せずに性行して妊娠する確率は約20%で、理論上は3カ月で50%、6ヶ月で約70%、1年で約90%の人が妊娠に至ります。
男女ともに年齢が上がるにつれて妊娠する、させる力が低下していき、女性では35歳を過ぎると妊娠率が大きく低下しますが、30歳代の人でも多くの場合1年以内に妊娠に至ります。
そのため、一般的に1年以内に妊娠に至らなければ不妊症が疑われ、女性側または男性側、あるいは両方に何らかの原因が隠れている可能性があります。

不妊の原因

①男女両方の要因

・加齢による影響
男女ともに加齢によって妊娠のしやすさは低下していきます。
特に女性は年齢と妊孕性の関係が深く、30歳頃から徐々に、そして35歳頃から顕著に低下していきます。
一方で男性も女性と比べると緩やかではありますが低下していきます。

・心理的な栄養
「子供が早く欲しい」「周りがどんどん出産している」と言った強い思いや焦りがストレスとなり性腺刺激ホルモンを作る機能が乱されることがあります。
女性であれば排卵障害や卵管の痙攣、男性であれば精子の形成の阻害や運動率の低下を招く可能性があり、いずれも不妊症の原因となります。

②女性の不妊の原因

・排卵因子
乳汁を分泌させるプロラクチンというホルモンの分泌が盛んになると起こる「高プロラクチン血症」、男性ホルモンが盛んになる「多嚢胞性卵巣症候群」、多大な精神的ストレス、短期間の急激なダイエット(体重減少)などは、排卵障害や月経不順を招き、不妊症の原因となります。

・卵管因子
性器クラミジア感染症は卵管の閉塞、卵管周囲の癒着を招きます。
卵子が卵管に取り込まれにくくなり不妊症の原因になります。
女性の性器クラミジアは症状がないことが多いため、特にパートナーが感染したときには検査が必要です。
その他虫垂炎などの骨盤内の手術を受けた方、子宮内膜症の方は卵管周囲の癒着を起こしている可能性があります。

・子宮因子
月経量が多い方、貧血を指摘された方は子宮筋腫を疑う必要があります。
子宮筋腫の内の一部には着床だけでなく卵子への精子の到着を妨げるものもあります。
また、子宮内膜ポリープ、子宮の癒着、月経量の現象を招くアッシャーマン症候群が着床を妨げることがあります。

・頸管因子
子宮頸部の炎症、手術によって頸管の粘膜量が減少し、精子の子宮への貫通を妨げることがあります。

・免疫因子
免疫以上によって精子を障害する抗体がある場合、頸管粘膜内からの分泌によって精子の通過を妨げてしまうことがあります。
この抗体は卵管内でも分泌されるため、人工受精によって精子を子宮腔の奥まで注入したとしても通過を妨げたり、受精を妨げたりすることがあります。

・原因不明不妊
検査をしても明らかな原因が見つからないことを原因不明不妊と言います。
原因不明不妊は不妊症全体の10〜15パーセントを占めます。
ただあくまでも「検査をしても明らかな原因が見つからない」ものであるため、原因が全くないわけではない。
考えられる原因は、何らかの作用によって体内での精子と卵子の受精が妨げられていることが考えられ、この場合は人工受精や体外受精の適応となります。
また、加齢などにより精子や卵子の質が低下していることも考えられます。

不妊に効果的なツボ

 

①天枢
消化不良や下痢、便秘に使われるツボで、食事からしっかり栄養を吸収して、生命活動だけでなく生殖機能に必要な栄養も作れるように調整してくれるツボ。

②「気」は元気・腎気の意、「海」は集まる場所、をそれぞれ指しており、全身の気が集まるツボと言われています。
刺激することで、エネルギー代謝が高まり、虚弱や下半身の冷えなどに効果が期待できます。

③月経痛や月経不順に有効なツボ。
おへそから直下に3寸(指幅3本)のところにあります。

 

④疲労回復や体力増強に効果があるツボ。
妊娠を目指す体には元気が必要です。
エネルギーを高める湧泉は体の状態を整いやすくします。
足の指をグーにして足の裏で一番くぼんでいる部分です。

いかがでしたでしょうか?

不妊症は体や心など様々な原因が考えられます。
ご自身に合ったツボを活用し、心も体も整えておきましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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