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痩身とストレッチの関係性
2022年6月13日
「痩身」はダイエットと同じ意味で捉えられがちですが、ダイエットが単純な体重の減少を目指すのに対し、「痩身」は美容を目的として痩せることを意味します。
ここでは、痩身を目的としたストレッチなどをいくつかご紹介します。
ストレッチのメリット
①脂肪の燃焼率が上がる
ストレッチで筋肉をほぐすことで血行が良くなり、基礎代謝が上がります。
基礎代謝が上がることでエネルギーを消費しやすくなります。
②睡眠の質が上がる
ストレッチは自律神経のうち、リラックスしているときに優位に働く「副交感神経」の活性化に役立ちます。
寝つきが良くなることで成長ホルモンの分泌が促進されやすくなります。
成長ホルモンとは、身体のあらゆる組織を成長させるホルモンです。
代謝をコントロールする役割を担っているため、太りにくい体質作りに欠かせない要素と言えます。
③食べ過ぎを防ぐ
ストレスがたまるとつい食事を摂りすぎたり、間食に手が伸びたりします。
ストレッチはストレスによる食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
ストレッチによって副交感神経が活性化されて心身共にリラックスできるようになると、ストレスの蓄積を予防できます。
ストレッチを行うタイミング
ストレッチを行うタイミングにより得られる効果が変わります。
筋肉を痛めないためには、身体が温まって伸びやすいお風呂のあとや、程よく動いている日中がおすすめです。
逆に、朝は身体が温まってないので身体が伸びにくい状態ではありますが、代謝を上げて体をアクティブな状態に切り替える点では朝のストレッチが効果的です。ただし、体は温まっていないので無理に伸ばして体を痛めないように注意が必要です。
ストレッチ①全身のストレッチ
全身のストレッチは、身体中の筋肉をほぐして血行を良くするのに効果的です。
ヨガマットなどがなくても布団やベッドの上で簡単に行えます。
1.仰向けになって両手を上げてバンザイのポーズをとる。
2.息を吸いながら手と足をそれぞれ思い切り伸ばす。
3.数秒とめて息を吐きながら力を抜く。
4.1〜3を数回行う。
無理に伸ばすと、身体を痛めてしまう原因になるので、気持ちのいいところでキープすることを意識するのがポイントです。
ストレッチ②お腹のストレッチ
お腹のトレーニングはお腹周りのたるみが気になる人や、便秘に悩んでいる人は積極的に取り入れることをおすすめします。
1.うつ伏せになって足を腰の幅まで開く。
2.肘を曲げて、手を顔の横に置く。
3.骨盤が浮かないように、上半身をゆっくり反らせて10秒キープ。
4.1〜3を数回行う。
筋トレのプランクに近い姿勢ですが、プランクよりもお腹の筋肉を伸ばすことに重点を置いたストレッチです。
天井に顔を向けて伸ばす際に、骨盤はしっかりと床につけたまま行うのがポイントです。
また、伸ばすときに呼吸を止めないように注意します。
反対に、頭から肩にかけて床につけた状態でお尻を足元に向かって引くと、腰から背中を伸ばすことができます。(猫が伸びをするようなポーズ)
お腹だけでなく腰回りの筋肉のストレッチにもなり、腰痛や姿勢の改善をしたい方にもおすすめです。
ストレッチ③太もものストレッチ
太もものストレッチは股関節周りの柔軟性アップに効果的です。
姿勢を維持したままキープすることで、軽い筋トレのような効果も期待できます。
1.四つん這いの体勢になる。
2.右手の横に右足を出して太ももを伸ばす。
3.左足のつま先だけを地面につけて膝を持ち上げる。
4.左足を真っ直ぐ後ろに伸ばした状態になるように意識する。
5.反対側も行う。
6.1〜3を数回行う。
太ももストレッチのポイントは、太ももの後ろ側からヒップにかけての筋肉が伸びていることを意識して行います。
また、手の横についている方の足は内ももと前ももに負荷がかかるため、太もものストレッチでありながらシェイプアップにも効果が期待できます。
腰を痛める原因にもなるので、顔は正面に向けて床を見ないようにして、
腰が反るほど身体を起こさないようにしましょう。
ストレッチ④お尻のストレッチ
お尻のストレッチはお尻から腰にかけての筋肉を伸ばすことができます。
1.仰向けになって両足の膝を抱え込むようにする。
2.膝をゆっくり胸に引きつけて20秒維持する。
3.ゆっくり戻す。
4.1〜3を数回行う。
腰が浮く程度に引き上げ、両膝をしっかりと胸につくように引き寄せることがポイントです。
効果的にストレッチを行うコツ
1.ゆっくり深呼吸しながら行う
腹式呼吸を行うと、身体の中に取り込める酸素量が増えると言われており、ゆっくり深呼吸をすると、筋肉がしっかりと伸びて血行促進に繋がります。
脂肪を燃焼させるには酸素が必要になるため、呼吸によって酸素を取り込むことはとても大切です。
また、深い呼吸をゆっくりと行うと副交感神経が優位な状態になるため、リラックス効果も期待できます。
結果的にストレスの抑制や血行促進の効果を高めることにつながるなど、ストレッチの効果をアップさせることができます。
2.無理なく正しい姿勢で行う
ストレッチを行う際は、筋肉を伸ばそうとして無理に負荷をかけるのはおすすめできません。
正しい姿勢で行えば効果は十分に得られるので、無理のない範囲で行うのが効果的です。
負荷をかけすぎたり、反動をつけたりすると、身体を痛める原因になります。
身体を痛めてしまえば、回復のためにストレッチを中断しなければいけないため、効果が得られなくなります。
無理をして中断するリスクを負うよりも、無理のない範囲で継続したほうがストレッチの効果が長く得られるので、その点を意識することがポイントです。
いかがでしたでしょうか?ストレッチを行うことで身体に様々なメリットがあります。他にも有効なストレッチやトレーニングもたくさんあります。一部にはなりますがご紹介させていただきました。
最後までお読み頂きありがとうございました。