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顎関節症の原因とツボ

2024年2月22日

顎関節症とは、口を開け閉めするときに顎関節の音がする,口が開けにくい,あごが痛いなどの症状が見られる病気です。
また、これらの症状の他に頭痛,肩こり,めまい,目の疲れなどの多様な副症状が見られることもあります。

顎関節症は2人に1人が経験するとも言われる非常にありふれた病気です。
代表的な症状の一つに顎関節の音がありますが、音だけで他に症状がない、もしくはあっても一時的であれば特に治療の必要はなく、実際に治療が必要となる人は顎関節症のうち5%程度とも言われています。
顎関節症は日常の無意識の習慣などが原因になると考えられており、これらを改善することで症状が自然と軽快することも多いです。

顎関節に何らかの症状がある人の割合に男女差はないものの。医療機関を受診する人は女性が多く、特に若い女性と中年女性に多いとされています。

顎関節症の原因

顎関節症とは、顎関節に何らかの症状が現れる状態の総称で、主に以下の4つの状態が含まれます。

・咀嚼筋痛障害:あごを動かす筋肉に痛みが生じた状態
・顎関節痛障害:顎関節に痛みが生じた状態
・顎関節円板障害:顎関節の中の関節円板がずれた状態
・変形性顎関節症:顎関節を構成する骨が変形した状態

このような症状に至る原因には様々なものがあり、歯の噛み合わせの異常,精神的緊張やストレスによる顎関節への負担,歯ぎしり,食いしばり,頰杖やうつぶせ寝,噛み癖など、日常生活のくせが一般的です。
ただし、これらのうちの1つだけが原因になっているわけではなく、発症には複数の原因が絡み合っていると考えられています。

顎関節症の症状

顎関節症には、主に以下の3つの症状があります。

・あごの痛み(顎関節痛,咀嚼筋痛)
・口が開かない(開口障害)
・あごを動かした時の音(顎関節雑音)

症状は主に食べ物を噛むときや口を動かすときなどによく見られます。
また、あごが外れてしまうこともあります。
これらの症状は煩わしさはあるものの命に関わったり日常生活を大きく損ねたりするようなものではありません。

顎関節症に効果的なツボ

・下関(げかん)・・・頬骨弓中央で口を閉じるとくぼみ、口を開くとなくなる。
対応する筋肉は咬筋,外側翼突筋。
特に口の開閉に違和感があるときに有効。

・頰車(きょうしゃ)・・・耳たぶの下垂と下顎角の間。
対応する筋肉は咬筋。
ここも下関同様、顎関節症の治療の特効穴。

・天容(てんよう)・・・下顎角の後ろで胸鎖乳突筋の前縁にある。
このツボは特にストレスや精神的緊張によって硬くなる場合がある。
ここを緩めることによって症状が緩和される。

・扶突(ふとつ)・・・喉の仏の外3寸、下顎角の下1寸のところ。
対応する筋肉は胸鎖乳突筋。

いかがでしたでしょうか?

顎関節症はちょっとした癖や習慣によって誰でもなり得る症状です。
痛みを伴う場合は効果的な治療を行うことが大切です。
また顎に負担がかからないように日常生活でも気を配ってみましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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