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交代浴

2023年6月23日

交代浴とは、暖かいお湯と冷たい水に交互に入る,または暖かいシャワーと冷たいシャワーを交互に浴びる入浴法のことです。
古くはギリシャ・ローマ時代から健康法の一つとされてきたと言われています。
最近では交代浴が疲労回復に効果があるという研究結果が発表されたことでここ10年ほどでますます注目度が上がりました。

交代浴の効果

交代浴で期待できる効果は自律神経を整える作用です。
身体中に張り巡らされている末梢血幹の周りには「平滑筋(へいかつきん)」という筋肉があるのですが、副交感神経が優位になると「血管平滑筋」が収縮して血管が硬く細くなり、血圧の上昇をもたらします。
季節の変わり目や、日頃からストレスを感じている場合交感神経が優位になるため注意が必要です。
そんな時に交代浴を行うと短時間で血管の収縮と拡張が繰り返され、いわゆる自律神経のトレーニングが行われます。
そのため、季節の変わり目などのちょっとした変化にもしっかりと対応できる自律神経の強さを作ることが可能になると言えます。
具体的には次のような効果が挙げられます。

◎疲労回復効果
温冷効果による血管の収縮で血流がスムーズになり、体全体の血液循環が高まります。
すると、血流量も増加します。
ダメージを受けた筋肉の緊張を緩めたり老廃物を排出したりして、体の疲労を素早く回復させます。

◎冷え改善効果
交代浴には冷え改善効果も期待できます。
自律神経がうまく働いていないと外気に合わせた体温調節が難しく、暑さや寒さを感じにくくなります。
反対に、自律神経が整うと温度調節機能が正常になり冷えを感じたら体を温めてくれる働きが作動します。
また血管が収縮・拡張することで血流が良くなり、手足の先まで血液が運ばれるため冷えの改善が期待できます。

◎ダイエット効果
交代浴で血流が良くなると体に溜まっていた不要な水分や老廃物がスムーズに流れます。
代謝が落ちる原因にもなるむくみが改善して見た目もスッキリします。
ダイエット効果も感じることができるでしょう。

◎安眠効果
人は身体の内部の「深部体温」の温度差が大きいほど眠りの質が高まります。
深部体温は19〜21時が最も高く、早朝4時頃が最も低くなります。
深部体温が高い時間帯に交代浴をすると体温が一時的に上昇し、入浴後はその反動でしっかりと下がります。
体温が平熱に戻り、その後急降下するタイミングでベッドに入るとスムーズに入眠できるだけでなく睡眠の質も上がります。
しかし、交代浴は身体への負担が大きい上、副交感神経を優位にして覚醒させる可能性もあります。
そのため、季節にもよりますが寝る2時間前を目安に入浴を終えると良いです。

◎美肌効果
血流が良くなるということは、当然美肌効果も期待できます。
交代浴により肌表面の血流が活性化すると、肌の生まれ変わり=ターンオーバーが整います。
血流が良くなれば細胞にしっかりと栄養や水分を届けることができ、いつでもみずみずしい若い肌をキープできます。

交代浴で守るべきポイント

・お湯や水の温度,入浴時間
お湯の温度が高すぎると血圧が上がったり、急激な気温の変化によって血圧が上下したり、心臓や血管に疾患を生じるヒートショックを起こす可能性があります。

・入浴前後はもちろん入浴中も水分補給をしっかりと。

・風邪気味,気分や体調がすぐれない場合は行わない。

やらないほうがいい人やタイミング

・のぼせやすい人は家族に声をかけてから行う。

・風邪気味や整理中,飲酒後は避ける。

・食後3時間以上空けて行う。

・心臓が弱い人,高血圧の人,動脈硬化の傾向がある人は行わない。

・起床直後や深夜

・高齢者は行わない。

いかがでしたでしょうか?

 

 

 

交代浴をすることでお体へのメリットがたくさんあります。
今回の記事を通して興味のある方は是非試してみてください!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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