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産後の悩み

2023年9月21日

産後の悩みとして多くの方が経験するのが「腰痛」です。
腰痛を抱えた状態で育児をすることはとても辛く長引かせてしまうと育児や家事に支障をきたしてしまうこともあるので早めのケアを心がけましょう。
ここでは産後の腰痛の原因について6つに分けてご紹介します。

産後の腰痛の原因①筋力低下

産後の女性の体は筋力がかなり低下しています。
そのため骨盤が不安定になり、腰痛を起こしやすくなります。
恥骨や尾骨・坐骨の間といった骨盤の底に位置する筋肉の総称を「骨盤底筋」と呼びますが、女性は妊娠や出産・加齢によりこの骨盤底筋の力が弱くなります。
骨盤底筋の筋肉が低下すると骨盤を保持する機能が低下し、腰椎に強い負担がかかります。
このような状態が続くと腰や腰周囲の筋肉が披露し痛みを引き起こすことがあります。
特に産後は重たい荷物を持たないようにするなど注意が必要です。

産後の腰痛の原因②骨盤の歪み

妊娠中の女性の骨盤は出産に向けて徐々に開き始め出産時に最大まで開きますが、それに従い骨盤を支えている周りの筋肉も緩み、その状態が長く続くと骨盤の歪みを引き起こします。
また、妊娠中にお腹が大きくなってくると、体はバランスを取るために反り腰になり骨盤の歪みに繋がります。
通常開いた骨盤は産後3ヶ月〜4ヶ月で元に戻ると言われていますが、反り腰や筋肉の緩みがあると完全には戻りづらく、これが腰痛の原因になることがあります。
骨盤の歪みは腰痛以外にも便秘や下痢・体型の変化・睡眠の質の低下などさまざまな悪影響を与えるのでしっかりとケアすることが望まれます。

産後の腰痛の原因③育児中の姿勢

赤ちゃんの抱っこやオムツ替えに授乳など、赤ちゃんの育児は腰に負担がかかりやすいものです。
前かがみの姿勢は骨盤や腰椎が開きやすくなるため腰に負担がかかり腰痛を引き起こしやすくなります。
授乳の際には背中をまっすぐにした姿勢を意識し、授乳クッションやバスタオルを使って左右のどちらかに体重が偏らないようにして身体にかかる負担を減らすように気を付けましょう。

産後の腰痛の原因④ホルモンの乱れ

妊娠から出産、そして産後、女性の身体はホルモンの作用によってさまざまな変化が起こります。
出産中は骨盤を広げるため、リラキシンというホルモンが多く分泌され子宮周囲の靭帯が緩みますが急激なホルモンバランスの変化や乱れによって腰痛や体型の崩れ、出産後の不調などにも繋がります。

産後の腰痛の原因⑤婦人科疾患

女性の腰痛の原因は、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患の影響も考えられるので注意が必要です。
子宮筋腫がある場合は、筋腫が大きくなることで周辺の臓器や神経を圧迫し腰の痛みとして現れることがあります。

産後の腰痛の原因⑥ストレス

産後は慣れない子育てと家事の両立でストレスがたまりやすい状態です。
ストレスから自律神経の乱れが生じ交感神経が強く働くようになると、筋肉が緊張して血液の流れも悪くなってくるので身体のだるさや痛みに繋がります。
また、体の土台である骨盤が緩みバランスが崩れることにより、周辺の内蔵に関係している神経や筋肉に問題が起きて、そこから痛みが出ることもあります。

いかがでしたでしょうか?

産後の腰痛にはさまざまな要因があります。
これらの要因をしっかり意識することで改善できる腰痛も少なくありません。
適度な運動や筋肉量の維持は腰痛対策に効果的ですが、養生も忘れずに。
反り腰や前かがみな姿勢を防止するために、正しい姿勢を心がけることからはじめてみましょう。
意識してもなかなか腰痛が改善されない場合は、トレーナーや鍼灸師などの専門家に相談するのもおすすめです。
赤ちゃんの健やかな成長のためにも、自分自身のケアをきちんとすることが大切です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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