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鵞足炎

2023年10月05日

鵞足炎とは、スポーツなどにより引き起こされる膝の慢性的な炎症です。
鵞足とは膝の関節のすぐ下にある脛骨(脛の内側の長い骨)に繋がっている3つの腱(筋肉と骨をつなぎとめる繊維組織)です。
この形がガチョウの足のように見えることから「鵞足」と呼ばれます。
膝は曲げ伸ばしを行う部位であるため、靭帯や腱が骨との摩擦によって傷つき炎症を起こすことがあります。
その結果さまざまな膝の障害が現れます。

鵞足炎の原因

鵞足炎は下記のような障害によって引き起こされます。
・過度なスポーツ
・合わない靴,安定しない足元での運動
・膝の使いすぎによる鵞足の過度な摩擦
・外傷

鵞足炎は使いすぎが最も大きな原因となります。
トレーニング量が多く疲労回復が追いつかない単純な使いすぎと、身体の動かし方に癖がありシューズの選び方,履き方が適切でない場合に患部とその周辺に負荷が集中して使いすぎになる場合とがあります。

○疲労回復が追いつかない使いすぎ
ストレッチを習慣化し、身体の硬さを日常的に把握することで筋肉の疲労具合を把握することができます。
疲労の蓄積具合を把握してその前兆を見逃さないことがポイントです。
ストレッチを行うことで疲労回復を促進させ前兆を見逃さずに鵞足炎だけでなくさまざまな怪我を予防することが可能です。

○身体の動かし方の癖による使いすぎ
膝を内側に絞るようなジャンプや着地、膝が内側に入り足のつま先が外を向くようなランニングフォームは鵞足炎のリスクを高めます。

鵞足炎の症状

鵞足炎の症状は主に膝の痛みです。
激痛を伴うこともあります。
主に痛みが現れるのは、足の内側の膝から脛にかけてのあたりです。
この辺りは鵞足を構成している3つの腱(縫工筋,薄筋,半腱様筋)と、脛骨が繋がっているところです。
痛みは階段の上り下りの時に感じやすくなります。

鵞足炎の予防

☆運動の際に気をつける点
・スポーツ前に十分なストレッチを行う
・スポーツ後にアイシングを行う
・膝周囲の筋肉トレーニングを行う

☆練習や環境の調整点
・オーバートレーニングを防止する
・適切な靴を使用する
・走りやすい練習場所で練習する

鵞足炎の予防に効果的なストレッチ

股関節の外転筋と外旋筋である中臀筋,大臀筋をトレーニングし、内側ハムストリングス(半膜様筋と半腱様筋)と内転筋(薄筋)のストレッチを行い、下腿が外旋することを防ぐことが鵞足炎の予防策です。
走る際や球技をする際、球技用のシューズやランニング用のシューズをその都度履き替えるようにすることも大切です。

いかがでしたでしょうか?

鵞足炎を予防するために必要なことをお伝えしましたが、これらの内容はさまざまな怪我を予防することにも繋がります。
足にかかる過度な疲労は極力避けるようにし、より良いコンディションでスポーツやトレーニングを行うようにしましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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